Phuket Day5-6 Healthy life but break stomach

2020/1/4-5

昨日観光に行ったことで満足してしまい、もはや昼間に何をするか困ってしまう状態になっていた僕らはホテルに付いていた観光デスクで格安だった象に乗るツアーを予約していた。なんて安易なんだろう。多分お互い象にはほぼ興味なかったと思う。
それでも昼間に観光に行くことでギリギリまともな人間でいれるような気がした。プーケットの観光ツアーは免罪符だ。

ホテルからは30分もかからない程度の近場にあるらしく、集合時間は11時に近かったと思う。前夜のことを考慮したよい集合時間だと思う。お父さん助かるだろうな。迎えのジプニーのような乗り物に乗り込む。トラックの荷台の両端にベンチのようなものが付いた乗り物で、吹き抜ける風が心地よい。健康になっていく気がする。

いくつかのホテルを経由して他のツアー客をピックアップしていく。同じトラックに乗っている客は他に2組。どちらも小さい子供連れの親子だ。多分子供が喜ぶようなツアーなんだろうな。この時点でちょっと失敗したかもと思っていた。どこの国の子なのかわからないけどジョージと呼ばれていた子がめちゃくちゃかわいくて夜の街で汚れた心が洗われた気がした。

ジョージ氏

象に乗る場所は街から少し外れた山の中腹にあり、これぞ田舎というような場所だった。
到着すると多くの観光客が集まっており、近場を散歩しながら自分たちの番を待った。
木でできた簡易的な建物を2階に上がり、そこから象の上に取り付けられた椅子に座ってスタートする。
わかってたけど結構高い。そして結構揺れる。紐で結んであるけどこの椅子落ちないんだろうか。スタートすると森の中をどんどん進んでいく、強い陽ざしに濃い緑が映えてすごく気持ちがいい。遠くには海も見えている。何も考えずにぼーっとしながらこういうのもいいもんだな。
しばらく進むと森の真ん中で象が止まった。なんだろうと思っていると、象の頭に乗っている調教師がおもむろにカバンを広げる。中には大量のお土産物。そうだよな。絶好の場だもんな。断りにくいだろうな。と思いながらすべて断り先へ進む。

乗っている時間は30分程度だったと思う。街へ戻ってきたのは13時過ぎだった。そのまま中心地の有名レストランNo.6へ向かう。人気店だけあって行列ができている。それほど待たなくて良さそうだったので並んで待つと15分程度で中に入れた。料理は人気になるだけあってどれもおいしかった。外国人向けの味付けなのかもしれない。

この後はいつも通り夜に向けてゆっくりするのだが、お腹の調子がおかしい。すごく痛いというわけではないけど違和感がある。下すほどでもないけど違和感がある。寝れば大丈夫かなと甘くみていたが、少し寝ても状態は良くならなかった。ほとんどお腹壊したことないのにまさかタイでなるとは思わなかったな。
夜ご飯を食べにいくもほとんど食べれず友達に食べてもらうことになってしまった。屋台がよくなかったのか、No.6の何かが当たったのかわからないがなってしまったものは仕方がない。この日は夜の遊びは諦め、薬局で正露丸を買ってホテルへ戻った。正露丸初めて買ったけど効くのかな。そして貴重な1夜がなくなってしまうのは本当にもったいなかった。もったいなさ過ぎて頑張ってバングラ通りに行ったのだが、コーラ一杯も飲めずに20分でホテルに戻る羽目になった。頑張り屋さんだな。

次の日、この日が実質最終日。この日もいまいち治っている感じがない。友達からパトンビーチにいるという連絡をもらったので一旦ビーチに行くもお腹の調子が悪くすぐにホテルに戻る。外に出るのが怖いので結局昼間はホテルのプールでだらだらと過ごす。お昼もタイ料理ではなくてBLTサンドにフライドポテト。徐々にタイが終わっていく気がして寂しくなる。

夜はなんとなく良くなってきた感じがするので友達リクエストのムエタイに。タイには何回も行ってるのにそういえばムエタイは見たことなかったなぁ。スタジアムまでは歩いて20分ほど、歩きながらなんとなくお腹の調子が悪くなってきている気がする。

到着すると派手なエントランスを越えて会場に入る。中心地から近いしメジャーな観光スポットなんだろう、まぁまぁ客は入っている。近くで見る格闘技は流石に迫力がある。とはいえ知ってる選手が1人もいないなか見続けるのは飽きてくる。メインが何かもわからないし。結局1時間ちょっと見て会場を後にした。素人的にはK.O.が見れたので満足。タイ人以外のファイターも何人かいたけど修行に来てるんだろうな。ファイトマネーいくらもらえるんだろう。

ムエタイの後は最後のバングラ通り。この数日で関わった人達にお別れの挨拶周りをしてこの旅はおしまい。過去最高で最大の歓楽街。人の欲望が高密度に集められ、いたるところで発散されていく。バンコクのNanaプラザとかSoiカウボーイも衝撃的だったけど、簡単に超えてきた。興味のある人はできるだけ若いうちに行ってみるといいと思う。

コロナが流行りだしてしばらくして、バービアの女の子から連絡が来た。コロナの影響でお店は全てクローズしていて半年以上仕事がないらしい。気になってYoutubeでバングラ通りを調べてみると、閑散としているシャッター商店街のようになったバングラ通りが通りが出てきてあまりの変貌ぶりに衝撃を受けた。一番ダメージを受けるのはこういう街なんだろう。ここから復活なんてできるんだろうか。これだけ楽しませてもらったバングラ通りを復興させるためにもまた必ず行きたいと思う。バングラ通りのために行くんだ。決して自分の欲望のためではない。

プーケット編はこれで終わり。また次の旅で会いましょう。

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