Egypt Day1 in the morning とてつもなくでかい

2019/09/24

エジプトに到着したのは朝の5時過ぎ。ありがたいことに外は明るくなっていたので空港で待機する必要はなさそうだ。
まずはイミグレーション前にビザを購入する必要があったので、ビザカウンターで購入。
全然人がいないんだけど観光客がそれだけいないってことなのかな。自分入れて3人しかビザ買ってなかった。。。
そして料金は$25と聞いていたので、$30出すと$25返ってきて何故か$5の支払いで済んでしまった。

問題なくイミグレーションをクリアし、外のタクシーは危険だからここで手配していけと、相場の数倍の値段で交渉してくる空港職員?を無視しながら想像よりもはるかに近代的な空港の外へ向かう。
初めて訪れる国で、空港から出る瞬間の期待と不安の混じった緊張感はいつも旅の始まりを感じることができて凄く好きな瞬間だ。
エジプト旅行のセオリーは、まずはタハリール広場。って何かで読んだのでバスを見つけようとするもどこにバス停があるかわからず、人に聞いても何言ってるかわからないので早々に諦めて100EGP(600円くらい)でタクシーでタハリール広場へ。
バスなら2EGPらしいけど時間も限られてるので時間を買ったと思えば安いと自分を納得させる。

空港から走り始めると、空から見た印象とは違い思ったより整備されて綺麗な街という印象だったが、街に近づくにつれその印象は空から見たそれに変わっていった。
古くボロボロになった殺風景な建物、工事途中のまま何年もほっとかれているだろうビル、そんな中に佇むモスク。それらがうっすら感じる砂ぼこりや排ガスのようなものに覆われてなんとも言えない雰囲気を作り出していた。こういう光景はきっと写真だと伝わらないんだろう。

3,40分走ったのち小さなジャンクションのような場所で降ろされた。タハリール広場は街の中心で、ホテルやお店が集まっている場所らしいのだが全然そんな感じがしない。
タクシーの運転手がそっちに歩いていけと言うので。言われるがままに歩き出した。
ストリートを歩き始めると確かに中心地らしいお店の多さだ。思えばまだ朝6時。お店は開いていなくて当然だった。
まだ宿の目星も付けていなかったが、恐らく今日の宿はこの近辺になる予定なので、地図を見ながら歩き土地勘をつけていく。拠点となる場所の周辺をとにかく歩いて土地勘を付けることでそこがホームタウンのような気になってくる。不安や緊張感は旅の楽しみだけど落ち着く場所も作っておかないと。

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地図と街の位置関係が大体一致したところで街歩きは一旦終えて、ピラミッドへ向かう。
ピラミッドまでは最寄り駅まで地下鉄で行って、そこから車で10分程度らしい。もっと何もないような場所にあると思ってたのに最寄り駅があるなんて。
最寄り駅までは地下鉄で30分程、料金は5、60円だったと思う。車内では現地の無邪気なJKにクスクス笑われながら何か言われてたけどなんだったんだろう。

最寄り駅について、ここからは車って書いてあったからタクシーかなと思って、とりあえずタクシーを探そうと歩き始める。
エジプトのタクシーなんて間違いなく料金交渉でもめるだろうし最悪歩くことも覚悟していたが、駅を出てすぐに男の人に声をかけられた。
「ピラミッドか?」
「そうだよ」

じゃあこれに乗れと指さされた方を見ると乗り合いのバンが止まっていた。
料金はたしか5EGP。日本円で30円程度。
これがきっと一番安いんだろうなと思って乗り込む。
このバンは乗客が埋まらないと出発しないらしく、出発する気配がない。でもまだ朝だし、他に特に予定もないので気にせずに待つ。
何かを待つのって本当に好きじゃないんだけど、旅において待つことは避けて通れない。
普段だったら携帯で色々できることもあるんだろうけど、ネット環境がないうえに何かあった時のために充電を残しておきたい今はただ待つだけ。
こういう時間が多いから一人旅は自分探しの旅って言うのかもしれない。

数十分待ってやっと出発した。走り出すと早朝の静かな街とは打って変わってエジプトのイメージ通りのごちゃごちゃした、クラクションだらけの街になっていた。
ひどい渋滞の中を走る車から窓の外をぼーっと見ているとそれは急に姿を現した。
そこまではまだ距離があることはわかるが、それにしてもでかい。こんなにでかいんだ。あたりまえだけどやっぱり写真じゃ伝わらないもんだな。
この大きさは生で見ないと感じられない。近くまでいったらどれだけでかいんだろう。と期待しながらしばらく走ると到着したらしくバンから降ろされた。

バンの中でピラミッドに向かう観光客は自分と欧米人カップルだけだったみたいで降りたら3人ぼっちになってしまった。
降ろされたところからは徒歩で向かうらしいがどこに行ったらいいかわからなかったのでだまってカップルの後をついていった。
向かう途中で近づいてきた男たちから
「エントランスはこっちだからついてこい。ラクダもある。俺らは政府人間だ。」

みたいな詐欺の典型がいたけどエントランスがわからず反応してしまった。
するとすぐにカップルの男が

「エントランスはまだ先だよ」
と言ってくれたので無視して先にあるエントランスへ。

エントランス前までくるとさすがに観光バスもあり、多くの中国人で溢れていた。
値段を確認し、意味もわからず一番高いチケットを買った。

一番大きなクフ王のピラミッドに近づくととにかくでかい。わかってたけど。一つのブロックが自分の身長より高い。近づくともはや壁だ。
ピラミッドって未だにどう作られたかわかってないらしいんだけど、たしかに重機のない時代に人力でこのブロックを運ぶのは無理なんじゃないかと思う。

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ブロック2、3個分は登っても良いらしく、みんな登って写真を撮っている。せっかくだからと思って登った先に奥へ続く道があり、入り口には緩い門番がいてチケットを要求していた。高いチケットはピラミッドの中に入れるチケットだったんだな。意味も分からず買っておいてよかった。
このころには太陽がすっかり昇っており、肝心の中は狭くて暑くてとてもじっくり見るような環境ではなかったけどピラミッドの中に入ったという経験だけで十分に満足できた。

この敷地内には3つのピラミッドとスフィンクスがあるようで、スフィンクスへと向かう途中には何人ものラクダ乗りから声をかけられたが提示額が高額だったのと、降りるときに起こるであろう激しい値段交渉を考えると乗る気にはなれなかった。

広い敷地内を歩きようやく到着したスフィンクスも流石に人気者で中国人観光客の団体客に囲まれていた。中国人お金あるんだなーなんて思っていると。トコトコと小走りでスフィンクスに向かい、写真を撮るとまた小走りで次の場所へ向かおうとする女の子が目に入った。
あの子多分日本人だな。中国人と日本人って見た目かなり似てると思うんだけど、これだけの団体の中にいてもわかるもんなんだなと感心してしまった。
この度始まって初めて日本人だったし多分数少ない日本人なので声かけようかなと思ったりもしたけど、その子はラクダに乗ってどこかへ行ってしまった。

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ちなみにスフィンクスは横から見るのが一番かっこいいと思う。
そして視線の先には有名なpizzahut。

流石にこの距離を入り口まで戻る気もしなかったので、pizzahut側にあったもう一つの出口から外へ出てピラミッドを後にした。

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ちょっと長くなりすぎたので分ける

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