Israel & Jordan Day5 night petra

2019/09/19

起きるといつの間にか騒がしかった工事の音もやんでいる。準備をしてナイトペトラへ向かおう。夜の遺跡って聞くだけでも冒険心くすぐられるよね。

部屋に入る前、フロントでナイトペトラへ行くのか?と尋ねられ、行くよ。と答えると、どこも値段一緒だからここで買ってけって。それもそうだなと思ってチケットを購入し、Hちゃんに伝えると私の分も買っておいて欲しいと言われたので追加でもう一枚購入。時間がない感じのニュアンスだったけどどこかへ出かけているんだろうか。おじさんにその元気はない。

待ち合わせのホテルのロビーで合流し、ペトラ遺跡へと向かう。外は昼間よりだいぶ気温が下がっていて過ごしやすくなっていた。ペトラの入り口までは5分程度。明日の早朝にも来ることを考えると近場にホテルを取って正解だと思う。

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ペトラへの入り口はまだ開いていないようで、その手前の施設に人がたまっている。チケットブースやレストランやお土産屋などが入ったその施設は周りと違って綺麗に整備されていた。時間もあるので明日朝のペトラのチケットを買っておく。

しばらくすると人が奥に進みだした。施設を出ると、月と星の光、道しるべとなる蝋燭の灯篭のようなものが適当な感覚でおかれただけになる。道を照らすには不十分で、ほとんど真っ暗。周りに何があるのか全然わからない。ただ開けた場所を歩いてるんだなってことだけはわかった。

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しばらく歩くと両側が崖になった谷のような場所に入っていったのがわかって一気に遺跡感が出てきた。そしてさらに暗くなるからか灯篭の数が増えた。岩肌に並べられたいくつもの小さな灯が綺麗で写真を撮りながらゆっくりと進んでいく。30分ほどたったころペトラ遺跡の顔にもなっているエルハズネが現れた。なんか変な色の光に照らされている。

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そしてエルハズネの前は大きな広場になっていて、そこには数百もの灯篭が並べられ幻想的な世界を作っていた。適当に端に腰掛けるとすぐにイベントは始まった。短い挨拶が終わるとそれっぽい笛の演奏が始まった。伝統的な曲なんだろうか。雰囲気はそんな感じだ。演奏を聴いていると温かいお茶が配られた。中東でよく飲まれる砂糖がたくさん入った甘いお茶を飲んでいると落ち着く。

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ゆっくりとお茶を飲みながら聴いていた何人かの演奏が終わるとイベントも終わりなようで、一斉に人が写真を撮るために動き出す。そしてエルハズネの正面にあった小屋から雰囲気に合わない蛍光灯の強い光が灯りはじめた。お土産屋だ。こんなチャンス逃すはずはない。

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しばらく色んな角度から怪しく色々な光に照らされたエルハズネを撮影し、来た道を戻り始めた。ペトラ遺跡の全体図からするとエルハズネまでは序盤でまだまだ奥があるのだが、明日は奥まで行くとなると結構な距離になりそうだねと話ながらふと上を見上げると何やら光が点滅しながらゆっくりと動いている。直線的な動きではなくゆっくり降りてくるような動きだ。

「あれなんだろ?」「飛行機の動きじゃないね」とか話してるうちに光は急に消えた。「UFO?」「UFOだね。そういうことにしよう。」こんなスピリチュアルな場所UFOが見えてもおかしくない気がする。きっとUFOを見たんだ。

街まで戻ってきて、食べていなかった夜ご飯を食べるために近くのレストランに入った。そういえば今日一食目の食事だ。何を食べたかよく覚えていないがラムとかチキンとかの盛り合わせみたいのをシェアして食べた気がする。味は特に覚えてないので無難な感じだったんだと思う。彼女とは明日も一緒にペトラに行く約束をして解散した。

明日は7時集合。朝の弱い人間にとっては超早朝だ。一人じゃないので寝坊できないプレッシャーがあっていい。朝のペトラはどんな姿を見せてくれるんだろう。

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