2019/09/17
この日は朝からバスでベツレヘムへ。行き方は昨日と同じくgoogle先生を持っているMさんにお任せ。歩いてダマスカス門付近のバスターミナルへ向かい、そこからバスで一本一時間ぐらいで到着。料金は10シェケルもしなかったと思う（1シェケル=30円程度）。バスに乗ってるのはほとんどが観光客だったと思うけど日本人はいなかったように思う。パスポートが必要という情報もあったけど特に確認もされなかった。
バスを降りた瞬間からタクシーの客引きが凄い。この感じは中東っぽい。エルサレムが上品過ぎるんだろう。うざいけど旅っぽい感じがして嫌いじゃない。この辺の客引きはうざい上に態度もよろしくないので行く人は気を付けてほしい。Fuckとか言われるから。そして街の景色もエルサレムとは変わって一気に中東感が出てくる。
当然断っている人も多かったが、お互い何も調べてなくて、地理もわからないので、バンクシーの絵だけ回ってもらって、生誕教会で降ろしてもらうプランを頼んだ。2人で40シェケルだったかな。こういう客引きの話にしては安いなと思ったけど、やっぱり素直にことは進まなかった。
走り始めると、連れて行ってくれたバンクシーアートはどれも凄い近くて3か所あっという間にコンプリート。この距離なら全然余裕で歩けたな。1つ目は走り始めて数秒で到着したギフトショップの中からしか見えない、兵士のボディチェックをする子供の絵。このギフトショップ儲かるだろうな。
2つめはそこから数分の場所にある照準を合わせられた鳩の絵。
そして3つ目は分離壁にある双子の天使。
そこからしつこい営業が始まった。別のバンクシーアート（有名な花束を投げるやつ）やどこかの村へ行く3,4時間のコースを必死に進めてくる。聞いてみると値段は300シェケルとか。相場も全然わからないし、Mさんは夕方までに戻らないといけないのでそんな長いツアー行けない、負けじとしつこく断って教会付近で降ろしてもらうことで決着した。
でもとりあえず安い金額で一回乗せて、土俵に上げてから交渉する方が確度高いんだろうな。そしてなぜか分離壁の目の前にあるバンクシーホテルに入れさせてくれなかった。逃げられるとでも思ったのだろうか。一緒に撮った写真はまた次の日本人の客を得るために使われるのだろう。
道が大渋滞だったため教会付近で降ろされ、徒歩で教会へ向かった。生誕教会はその名の通りキリストが生まれたと言われる協会で、ここも世界各国から集まったであろう信仰の厚い教徒達や特にキリスト教には興味のない観光客で賑わっていた。中にはキリストが生まれたとされる小さな洞窟があるのだが、なぜか警備の人間におまえらはダメだと言われ見ることは叶わなかった。なんでだろう。そんな興味ないからいいけど。
生誕教会の次に向かったのはミルクグロットという小さな教会。生誕教会のすぐ近くにあり、石畳の敷かれた道を数分歩くと到着した。ここは洞窟のなかに作られた教会で、人も少なく落ち着いた雰囲気だった。聖母マリアがイエスに母乳をあげようとした時に母乳が地面に落ち、一瞬でミルク色に染まったという伝説からこの名前になったそうで、女性のための教会になっている。マリアの母乳の凄い。
Mさんは入国時に3時間拘束されていて、イスラエルは出るのが大変と言われているので、早めに戻りたいということでバス停まで送ってここでお別れ。ほぼ3日間一緒にいてくれてありがとう。こんなに人と一緒に行動したことなかったからいなくなると寂しくなる。またどこかで会えるといいな。日本でも海外でも。
長くなるのでここまで。ここから先は一人旅。
Travel Diary 