Phuket Day1 デモの影響はどこへ

2019/12/31

2019年年末。去年のグアム年越しに味を占めた僕たちは今年も海外での年越しを考えていた。今年も去年と同じくSkyscannerでチケットを探す。去年と違うのは1カ月以上前から計画が始まっていることだ。とりあえず温かい場所でできれば海があればいいよね程度の感じで探していく、この時期だとまだ5万円代で結構残ってる。初め候補に挙がっていたのは行ったことのないラオスだったけど、プーケットが候補に挙がってからはすぐだった。温かいし海もあるし夜絶対楽しいし。男同士の旅の場合夜は大事だ。

取った飛行機は香港経由で往復6万円弱。ホテルはプーケト随一の歓楽街バングラストリートのすぐ近くにある中級リゾートホテル。1泊8千円くらいだったかな。香港のデモが若干気にはなるけど、本田圭佑がTwitterで大丈夫って言ってたし大丈夫だろう。

出発は去年と同じく30日の日付が変わって31日の深夜、というより朝方だった。30日の夜に出発して空港でひたすら待機する予定だったけど、行きの電車を間違えて空港にたどり着けず。。。結局蒲田のジョナサンで時間をつぶし、深夜のバスで羽田へと向かった。空港に着いたのは朝4時前。フライトは6時前だったと思う。特に遅延もなく定刻に出発した。

香港に到着したのはお昼前。ここから次のフライトまでは8時間程ある。かなりデモが盛り上がってる感じではあったが、せっかくだしお昼時だしちょっとくらい外出ても大丈夫だろう。それに香港は空港から街へのアクセスが凄く便利なのだ。エアポートエクスプレスに乗り込み九龍駅までは20分ほど。あっという間に香港の中心に到着した。

半年ぶりの九龍の街はいつもと変わらない様子でデモの影響など微塵も感じられなかった。ネイザンロードの人ごみも車の量も、女人街の露店の数もいつもと変わらないエネルギーを発していた。危ない雰囲気も特に感じない。特に目的もなかった僕らは露店やネイザンロードのお店を軽く覗きながら適当に街を歩いていく。別に買うものもないしそれほど時間に余裕があるわけでもないのでお昼を食べて空港に戻ることにした。香港といえば飲茶。勝手イメージで言ってるけど香港といえば飲茶だ。いつも一人なので品数を頼めず全然楽しめていないが今日は二人なので色々頼めそうだ。外したくないのでガイドブックに載っているお店を目指して歩いていく。ガイドブックが5年以上前のものだったのが悪かった。1件目2件目と選んだお店は閉店してしまっていた。地球の歩き方に載っていても潰れるなんて厳しい世界だな。

2件分歩いて空振りしたことでかなりの距離を歩いているし大分面倒くさくなってきた。3件目、流石に残っていてくれという思いでビルに入っていくと、ちょっと高級な雰囲気のあるそのお店は営業していた。丸テーブルに通されると周りの人もちょっとお金持ちな雰囲気な人達が多い。着くとすぐにメニューとポットに入ったお茶がサーブされた。メニューを見ると英語も日本語も写真もないので全然何なのかわからない。漢字の雰囲気で適当に3品ほど頼んでみる。

どの国でも間違いないフライドライス、春巻き的なもの、ホルモンみたいなのが入ったスープ。2人で3品でちょうどよかった。あんかけのフライドライスはもう間違いなくおいしい。こんなの不味いわけがない。残りの2つは食べてもなんだかわからなかった。中国の料理は深い。ということにしておこう。

お店を出る前にトイレに行き、席に戻る時にずっと感じていたことに確信が持てた。ここ来たことある。5年程前に初めて香港に来た時にもこの店来た。ガイドブックから選んでるから全然あり得るけどこの店には縁があるのかもなぁ。その時の写真見返してみたら2品頼んでた。そして全然食べきれなかったのを思い出したよ。

特にやることもなくなってしまった僕らは少し早めではあるが空港へと戻った。ここからまだ4時間程ある。

ここで僕はクズみたいな行動を取る。友達を置いてラウンジに向かった。この年プライオリティパスを手に入れており、早く使ってみたかったのだ。ほんのちょっとだけ申し訳ない気持ちもあるがどーしても行きたい。プライオリティパスなんて使う場面そうそうないしね。友達だったら喜んで送り出してくれると思う。

ラウンジは落ち着いた雰囲気で快適で、食べ物も飲み物も無料でシャワーまで浴びれる。なくてもいいけどあると最高だな。なんかちょっとだけ大人になった気がした。大人は友達を置いてラウンジには行かない。

出発1時間前に再合流しプーケットへと向かった。到着したのは夜11時。空港からメインのパトンビーチまではかなり距離があるらしく、外で待ち構えている客引きに言われるがままタクシーに乗り込んだ。

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